【Q&A】カメラの学校に通ってカメラマンになったんですか?

こんにちは。

広島でカメラマンをやっているスギタカメラ(@coppe61318)です。

 

普段は撮影のご依頼を検討されている方に向けた内容を発信しているのですが、今回は「カメラマンになりたい方に向けた内容」を発信していこうと思います。

お客様の中にも、カメラマンという職業にご興味を持っていただける方がたまにいらっしゃるんです。

嬉しいですね。

 

その際に必ず聞かれるのが

「杉田さんはどこの学校で写真を勉強したんですか?」

「どうやってカメラマンになったんですか?」

この質問が高確率で来るんですね。

 

特にフリーのカメラマンって、就活をして採用されてなるものではないので気になる方も多いと思います。

ちなみに私は宇宙飛行士ってどうやってなるのかが気になります。

(元ZOZOTOWN前澤さんの宇宙旅行に興味津々)

 

写真の技術は学校で勉強するべきか

結論から言いますと、カメラマンになるには専門学校や写真学科のある大学で勉強しなくてもOK!

 

私はカメラマンになるまで写真の勉強はしたことがありませんでした。

カメラマンになってから現場でたたき上げられた、という流れです。

まあ、どんなカメラマンを目指すかにもよりますので、学校に行っておいた方がコネ的にも良い場合もあるとは思います。

 

学校に通って写真を学ぶメリットは、スキルだけではなく歴史的背景から審美眼まで、様々な角度から写真について考え学ぶことができるところだと思っています。

また、通学制の学校だと機材や環境もそろっていると思われますので、プロが使う機材に触れる機会が持てることが良いですね。

コンテストなどの情報も学校経由で多く入ってくるでしょうし、有名な写真家の方の講演がカリキュラムに組まれることもあると思います。

自分は学校に通わなかったですが、通いたかったなーという思いはふつふつと湧き上がってきます。

今さらながら通信授業でも履修しようかしらという気にもなってきました。

でも、カメラマンになるという夢は、学校に通わなくても全然叶うので問題ありません。

 

なぜいきなり現場だったのか

私は学校に通いませんでした。と先ほど申しましたが、なぜ写真が学べる学校を進路として選択しなかったのかをお話します。

 

小学生の頃、修学旅行などの学校行事についてきてくれるカメラマンさんっていましたよね。

卒業アルバムの写真担当のカメラマンさんです。

 

そのカメラマンさんに、「カメラマンってどうやったらなれるの?」と聞いたんです。

その答えが「自分がカメラマンと名乗ればもうカメラマンだよ」だったんですね。

当時の自分には正直意味が分からない回答だったので、食い下がりました。

「お兄さんは学校で習ったの?写真の学校に行った方がいいの?」と、まさに今回のテーマと同じ内容を聞いたんですね。

すると、学校に行ったかどうかの答えは忘れてしまいましたが、そのカメラマンのお兄さんは親切にこう答えてくれました。

「学校は別に行かなくても良い。もし行くなら専門学校よりも写真学科のある四年生大学の方が良い。でも一番いいのは、さっさと現場に入ってアシスタントをしながら学ぶことだよ」

 

私はこの答えをずっと覚えていて、忠実に実行したというわけです。

大学受験の際に、カメラを学ぶ進路を親に反対されたというのも大きな理由にはなりましたが、あの時のお兄さんの答えがあったからこそ、全く関係ない学部の大学に進学しても夢をあきらめず追いかけられました。

 

独立のタイミングは突然

新卒で受かった会社がたまたま写真スタジオの経営もしていて、そこのカメラマン枠で採用されました。

そのころはカメラのことも全然わかってなかったし、写真もドヘタでした。

 

採用面接で、「カメラのこと全然わからないし写真も下手なんですけど、カメラマンになりたいです!こんな私でもなれますでしょうかっ!!!根性だけは人一倍あります!」とアピールしてたのを覚えています。

泥臭いですね~。

でも、これが良かったのかもしれません。

採用連絡をいただいたときに、「カメラのことわからないのに本当に大丈夫ですか?」と担当さんに聞いたんです。さすがに不安だったんでしょうね。

その時採用担当さんに言われたのは「スキルは今から覚えれば良い。カメラのことを知っているかどうかではなく、情熱があるかどうかですよ」という言葉。

情熱は確実にあったので(笑)そこが買われたのかもしれません。

新卒で入ったスタジオで3年弱経験を積み、そこから転職。

転職先ではアルバイトとして営業事務を何年かこなしました。実はカメラマンの仕事から離れた時期が結構長かったんです。

紆余曲折あり何回か転職を重ねたのですが、会社のブログ担当になったりWEB担当になったりと、写真に少し関連するもののカメラマンではないお仕事をしていました。

 

で、最後に就いた仕事がネットショップの運営会社。

そこで商品写真担当&画像作成担当になり、1年と少し経ったときにいきなりやめていきなりフリーランスになりました。

という感じで、本当にいきなりカメラマンになったんです。

「会社やーめよ!」っていうノリです。親には事後報告でしたww

 

今フリーランスのカメラマンとして活かしているスキルは、スタジオ時代のものもありますが、ほぼフリーランスになった後に実践ベースで独学して身に着けたものです。

本を読み込んだりなどはあまりしていなくて、どんどん撮ってどんどん体で覚えたという感じです。

 

 

SNSが当たり前のように使われている今では、自分の写真をお披露目する箱がすでに用意されています。

なので、カメラマンになりたい方は、どんどん撮ってどんどん反応をもらってみてください。

そして、自分の世界観をどれだけ出せるかを何度も挑戦していくんです。

 

高い機材は最初はいりません。

今の手持ちのカメラやスマホを使いこなして、たくさん練習してみると良いですよ。

 

 

長々とお話してみましたが、いかがだったでしょうか?

今回は、カメラマンになりたい方向けの記事でした。

スギタカメラは写真の学校を卒業したエリートカメラマンではなく、ほぼ独学で突然フリーランスになった野良カメラマンです。

良い意味で型にはまっていないからこそ出せる味と機転があります。と自負しています。

 

カメラマンを目指してみたい君も、重要なのは進路ではなくどれだけ撮る機会を作るかということを意識して活動してみてくださいね!

 

 

それでは、今回も最後までお読みいただきましてありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう!

 

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