2021年3月のブログ記事一覧

きれいな写真より使える写真。写真の用途を考えよう。

どうもこんにちは。
スギタカメラの杉田(@coppe61318)です。

 

先日記載した、
ポージングってしなきゃいけない?プロフィール写真のポーズについて
の記事にもちらりと記載しました。

 

1枚の画力があって綺麗だったり、「上手い写真!」と思っても、使えない写真ってあるんです。
今回は、きれいよりも使えるかどうかを見ましょうというお話。

 

ターゲットに響く写真であるかどうかを考える

知り合いのトレーニングジムのお話。
SNS運用のために、写真を撮ってもらったそうなんです。
そのお話を聞いて、見てみたいなーと思っていたら、撮影してもらった写真を使った運用が先日から始まっていたんですね。

 

写真を見て最初に思ったのは
「きれいな写真だな」
ということ。

 

次に思ったのは
「使いにくそうだな」
ということ。

 

決して同業者を落したいわけではありません。
こういうカット良いな〜と思う写真もたくさんありましたし、他の人の写真を見ることはカメラマンとしては勉強になります。
なので、楽しく見てはいたのです。
でも、こう思ったんですね。

 

これって、集客のための写真だよね?
これって、ターゲット層に響くかな…???

 

普段から関わっているジムトレーナーさんたちは、身体能力的にも知識的にも、もちろん肩書き的にも素晴らしい方ばかりなんですけど、気さくでとっても優しい人たちなんです。
トレーニング内容はさすがに厳しいものもありますけど、丁寧な指導できついトレーニングが楽しくなるようにテンションを上げてくださるんですね。
だから、もしも自分が撮影するとしたら、もっとそういうホワッとした安心感のある写真を撮りたいなって思ったんです。
トレーナーの人の良さをちゃんと出せるような写真ですね。

 

その写真は、なんというか、広告的写真。
きれいなんです。とっても。
ボケ感も良い感じです。
モノクロ加工したりしてかっこいいんです。
でも、そんなキメッキメの写真必要?って思うくらいのキメ顔トレーナーの写真があったりとか。(きっとそういうのを求めている層もいるけどね)
画力はすごいんですが、見込み客に響くかといったら「……???」な感じ。
個人的感想ですよ。あくまでも。

 

きれいな写真と使える写真は違う

画力がある写真は見ていて気持ちの良いものですが、それはアートと一緒です。
ただかっこいい写真が欲しいというだけならぜんぜんOKなんですけど、そこに集客がからむと話が別なんです。

 

見込み客やターゲットとしているお客様に「いいな!」「気になるな!」「連絡してみようかな!」と思わせることが大事。
今回の場合はトレーナーですが、例えば個人事業をされている方や会社代表なんかが、キメッキメの顔で雑誌に載っているかのようなポーズを取った写真でアピールされても、見込み客の興味づけが難しかったりします。

 

こんなキメ顔されてもね。
って思っちゃいます(すみません)。

人柄が全くわからないわけなので、お客様の安心感を得ることができなくて、離れていってしまうかもしれないんです。

 

 

きれいな写真=目的を叶える写真
ではありません。

 

ターゲット層を想像して、お客様にアクションを起こしてもらいやすい写真を心がけるべきかなと思っています。

それが、使える写真。

 

きれいな写真であることは、カメラマンが撮影する限りは一定のクオリティは保たれているはず。
それ以上に、使いやすい写真か、ターゲット層に響くような写真か、目的に沿える写真か、というところを考えて撮影に挑むべきかなと思っています。

まとめ

お客様の方でもただ「きれいな写真」を撮るカメラマンなのか、「使える写真」を撮るカメラマンなのか、を見極めることができれば良いですね。
見極めるポイントを挙げるのは難しいですが、一つ確実に言えることがあります。
それは、お客様が嫌がることを無理やりさせようとするカメラマンは、アート写真を撮影するカメラマンである確率が高いということ。

 

過去実際にあった例なのですが
「露出の低い格好が良い」と言っているのに肩をガッツリ出した格好で撮影になった(職業はコンサルティングなのに)。
肉体美を見せるために服を脱げと言われた(ヤダヤダ!といっていたのに、結局脱がされた。あくまでも男性です)。
を今パッと思い出しました。

 

それを指示する納得できる理由があれば良いのですが、感情的な理由を持ってくる人は×です。
きれいな写真で○○さんの写真きれい!すごい!という称賛が欲しい方が多いですね。

 

 

なんて。
同業の闇を暴いてしまったような回になってしまったけれど、使える写真を撮影する意識を持っている人にカメラマンをお願いした方が絶対的にコスパ良しです。

撮影してもらう側も、少しずつ見極められてくると良いですね。

 

 

 

 

それでは、今回も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう!

 

ポージングってしなきゃいけない?プロフィール写真のポーズについて

どうもこんにちは。
スギタカメラの杉田(@coppe61318)です。

 

プロフィール写真を撮影する時に、ポージングどうしたら良いですか?と聞かれることがあります。
基本はカメラマンが指示をするものなので、お客様に考えてもらうことは滅多にありません。
ですが、いろんなカメラマンさんの写真を見ていて、ポージングについて色々と思いながら自分なりに分析することがあります。
今回は、そんなポージングについて。

 

ポージングが必要な撮影不要な撮影

そもそも論ですが、撮影=必ずポージングが必要というわけではありません。
スギタカメラにご依頼してくださるほとんどの撮影内容は、ポージングがほぼ必要ないか、ちょこっとだけしてもらうか、どちらかの撮影が多いです。
撮影内容によってポージングの要不要って決まってくるんですね。

 

やはり、どのような用途を目的とした写真なのか、どのような印象をつけたいのか、どのようなターゲット層なのか(ビジネスプロフの場合)などで変わってくるんです。


例えば、今流行のボディメイクを例に出します。
ボディメイクのトレーナーさんなどは、ポージングをしてもらった方が良いと思っています。
なぜなら、体の曲線美を魅せる職業であり、それを武器に集客ができるからです。

筋骨隆々な男性トレーナーも、こんなに美しく筋肉がつきまっせー!っというのを魅せてなんぼのものなので、その筋肉がより際立つようなポージングで撮影した方が良いと思っています。
ウェディングフォトなども、バッチリ決めたいカットはポージングを取ってもらうこともあります。

 

 

ところがです。
一般の方の撮影では私はそこまで必要ないと思っています。
婚活撮影や、職業によりますがビジネスプロフィール撮影ですね。
なぜって、単純に使いにくい写真になってしまうからです。

 

ポーズよりもシーン重視

ポージングというよりも、シーンを想像させるような写真なら良く撮ります。
例えばパソコンを触って仕事をしている風なビジネスシーンだったり、商談をしている風なシーンだったり、施術をしている風なシーンだったり、楽しそうにおしゃべりをしている風なシーンだったり。
こういうシーンを想像させるような撮影と、ポージングはまた別物です。
どちらかというと、スギタカメラで撮影する写真は、シーンの撮影が多いです。

カメラマンと言ったら、ガッツリストロボを組んで、スタジオで、普段しないようなポーズをさせて、バチバチに決めた写真を撮る。
というのがおそらく多くの方のイメージだと思います。

 

もちろんそういう撮影もありますが、やはり職業や用途によります。
こう言った撮影は、モデルさんや有名人の撮影、雑誌などの撮影のイメージが強いです。
もしくは、撮影と言ったらスタジオ撮影というのが今までの主流でしたので、そちらのイメージがまだ色こく残っているからとも思われます。

 

かっこいいんですよ。
ポーズ重視って。
でも使いにくい写真になりがちです。

こういうことになりかねない。

 

写真1枚の画力はすばらしんですけど、これどこで使える写真?となってしまいがちです。
あくまでも、極端な例ですけどね!

 

自然な表情が最高だと思っている

スギタカメラへの撮影依頼で、婚活はもちろんのこと、ビジネスプロフもこういう要望が多いです。
「相手に印象よく思われたい」
相手に好印象を残すのであれば、自然な笑顔が一番だと思っています。


ポーズでバッチバチに決めなくても、魅力って伝わるんですよ。
素が出せれば出せるほど、相手にも好かれます。

 

まとめ

スギタカメラではあまりポージング撮影をしない理由。
伝わっていただければ幸いです。
かといって全くしないわけでもないです。
写真にメリハリをつけるために、ちょっとポーズ入れときましょうかと撮ることもあります。

こういう撮影もね、好きですよ個人的には。
これは完全に遊びで撮ったカットです。

どちらにせよ色々撮影できる撮り放題プランというのがほぼ全カット納品のお得なプランなので(突然の営業!)撮り放題プランで色々と撮影してみて、お気に入りの写真を使っていただければ嬉しいです。

 

 

それでは、今回も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう!

20代男女の婚活撮影から感じた最近の婚活事情

どうもこんにちは。
スギタカメラの杉田(@coppe61318)です。

 

本日は、なんと広島のお隣山口県からお越しくださった婚活女子の撮影をさせていただきました!

 

婚活に本気な20代男女が増えている

お越しくださったのは、年齢も20代とお若く、ほんわかしてビジュアルもお世辞抜きに可愛い女性。
初めましてとお会いしたタイミングで、ちょっとびっくりしました。

 

え、何もしなくても普通にすぐ結婚しそう!

 

って思ったんですね。

 

外見で判断するのは良くないですが、でもやっぱりビジュアルって大事。
普通に可愛いし、コミュ力もあるし、お仕事もしっかりされているし、しかも若い。
え〜〜???なんで婚活????
と不思議すぎました(笑)

 

 

実は、結構こういうパターンに遭遇するんです。
男女ともに若いし、可愛い・美人・かっこいいし、性格も良さそうでお仕事もしっかりしてる。
出会いに恵まれれば、すぐに彼氏彼女ができそうですぐに結婚しそう。
という方。

 

 

そう。
ポイントはここです。
「出会いに恵まれれば」

 

コロナが職場と家の往復に拍車をかける

元々仕事柄出会いがない方や、たまたま既婚者ばかりの職場に配属された方がこういうパターンに発展する気がします。
女性であれば看護師さんや、現場仕事の方が多いです。
男性であれば総合職で転勤が多いお仕事の方ですかね。
合コンの機会もなかなか得ることが難しいし、仕事が忙しすぎてお休みの日は自分の用事を済ませるか寝て終わるという生活になりがちです。
もったいない気もしますけど、出かける機会や時間がないのであれば出会いが減ってしまうのは自然なのかもしれません。

 

加えてコロナの蔓延で、さらにどこかに出かけることが難しくなりましたよね。
家と会社を往復するだけの毎日になった方もいるのではないでしょうか。
通勤も車を使うようになったり、自転車を使うようになったりと、人をとにかく避けがちです。
テレワークになった方は、それこそ同居している人以外とは接触できないような生活に。

 

だからなのでしょうか。
出会いのない方が急増中だけど結婚熱は高まるという状態になっているような気がします。

 

直接の出会いの機会がないのであれば、自己アピールできる場所に飛び込めば良い。
合コンは複数人だから危険。婚活は安全。
という考えの方が多いですね。

 

ここ一年、本気度が高い方が多い

数年前から婚活の写真を撮影させていただいておりますが、昨年半ばあたりから、婚活に対する姿勢が少しずつ変わってきたような気がします。
お客様とはコミュニケーションを取りながら撮影を進めていくので、結構いろんなお話を撮影中にしてるんですね。
その中で感じたことは、「あれ、なんか少し前より婚活の本気度が高まってるな」ということ。

 

コロナをきっかけに「家族を持ちたい」と思う心理になる方も多いというのもありますが、自分がなかなか思うように動けないこのタイミングで、ちゃんと能動的に動いて活動をしている人たちが増えているということなので、総じて本気で結婚したいと思っている人が顕著に出てきたことがわかります。

 

以前は「なんとなく婚活でもしてみようかな」という雰囲気の方も一定数いたのですが、今は「人生かかってるんで!」という人が多いように思います。

 

だから、今結婚願望がある方は結構チャンスなのかもしれません。
なんとなくが減って本気が増えてるってことは、活動をしている方々の質が上がっているということです。

 

ここはバシッと写真で決めて、早めにマッチングの機会を作るのが得策かもしれません。

 

 

まとめ

今回のように、他県の方のご依頼もたまにいただくスギタカメラです。
婚活ってまだ「恥ずかしい」という気持ちの方が多いように思いますが、全然そんなことないと思っています。
結婚に向けて頑張っている姿って、私は応援したくなります。

 

特に、若い方が本気だとわかると、まだ焦らなくても良いのにという気持ちもありますが、応援の気持ちが勝っちゃいます。
がんばれ!良い方とご縁があるように素敵な表情を引き出すよ!!
という気持ちで撮影に臨んでいます。

 

20代男女のみなさん。
(もちろんそれ以外の年齢の方でも!)
本気で結婚したいのであれば、今はとってもおすすめ時期です。
年齢で恥ずかしがる必要もないですし、婚活自体を恥ずかしく思う必要も全然ないです。

良い方は早い者勝ちですので、早めに動くのがおすすめ!

 

 

 

それでは、今回も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう!

 

 

 

ご近所お散歩カメラのススメ

どうもこんにちは。
スギタカメラの杉田(@coppe61318)です。

 

今回はゆるっとした記事を。
普段の生活圏内や、日常使いしているものも写真に残してみよう!という内容です。
ただの日常記録的な。

 

ご近所散歩撮影は感性を養う練習になる

ご近所を散歩しながら、あれこれ撮るものを探すという「ご近所お散歩カメラ」っていう一人イベント(笑)をごくたまにやっています。
イベントといっても計画を立てて仰々しく行うのではなくて、用事のついでにとか、次の予定まで時間がポッカリ空いた時とかに、カメラを持ってその辺をプラプラするというだけの時間のことです。
これって何が良いかというと、実はカメラマンとしての目を養う練習になるんですね。

 

別にカメラマン志望じゃないもん。という方もまあ聞いてください。
普段撮る写真の向上につながりますし、物の見方が鋭くなります。

 

普段見ているものや光景を撮影するって、平々凡々な写真になりがちで難しいです。
ですが、例えば「いつも通る道のこの時間帯は影がとっても綺麗だな」とか、「いつも見ている道端の草は、近くで見るとこんなに可愛いんだな」とか、「雨って嫌だったけど、路面が光を反射して綺麗だな」とか、そういう感覚が備わってきます。

 

日頃見ている物の「良いところ」をどんどん見つけられるようになってくるんです。
これって、生きるのが楽しくなります(笑)

 

 

前回のご近所お散歩カメラでは、普段乗っている自転車を撮影しました。
間違ってかなり白飛びしていますが、まあこれはこれで。

この角度がいいね〜。このパーツ好きだな〜。と思いながら撮影しました。
自転車好きなもので。

 

余談ですが、Twitterにアップしたら、この自転車メーカーの公式さんが「いいね」をしてくれてちょっと嬉しかったというおまけ付きです。

 

 

自分だけの歴史の教科書を作れる

時代の流れが早いのもそうですが、最近は想定外の事態がよく起こる世の中になりました。
自然災害や病原菌などで、日常だったはずの風景があっという間に見られなくなってしまったという経験、今まさに全国民が感じているように思います。

 

逆に、非日常が日常になったケースもありますね。
通行人がみんなマスクをしている。パーテーションで区切った席がデフォルトになっている。などなど。

 

今現在の「日常」を残しておくと、後から見返した時に面白いです。

 

○○年前にはここはこんな店があったんだ〜
え、なんでみんなマスクして生活してるの?
とか。
現代の子供における、テレビってこんなに分厚かったんだ!とか、公衆電話の電話ボックスの中に貼ってある大量のシールって何?見たいな感覚に似てるかも。

 

記憶っていうのは薄れる物だし変わる物。継承するのも難しい物です。
日常の何気ない風景を写真に納めておくと、見るだけで記憶が蘇るし伝わります。

 

スマホでOK!こんな写真を撮ってました

わざわざカメラを持って出るのもな〜という方も、スマホでOKだと思っています。
サッとパッと撮ってみる。
苦痛にならないのが一番。

 

お散歩写真はこんな気取らない写真で良いんだよというのをお見せしてみます。

 

作例

夜。なんとなく街の明かりが綺麗で気になって撮った1枚。
通行人が良い感じにブレてなんか好き。

 

広島駅南口。太陽×木を撮りたかったんだと思うけど、今では左下の「ASSE」がすでに懐かしい要員。
歴史になりました。

 

こちらも広島駅南口。「影を撮る」をテーマに一人練習していたのを覚えています。
この辺も工事が入ってるので、もしかしたら工事後には景色が変わっているかもですね。

 

昔住んでいた家の超絶ご近所小学校。
お花見しよー!と幼なじみを集めてお花見をしたけど、待ち合わせ時間に誰もこず待ちぼうけだった記憶が蘇ってきました。
今まで忘れていたのに、写真をみると思い出します。

 

だんだん最近の写真に。
なんでこんなエグい色の組み合わせを頼んだかなーと自分の美的センスを疑ったオーダー。
味はとっても美味しかった。
お散歩写真教室をやった時ですね。またやろう。

 

西日本豪雨で被災するまで住んでいた実家の近く。
雪が積もったなーと思って撮影したのだけど、豪雨の被害ですっかり様変わりしました。
もうこの光景は見られない。

 

 

まとめ

上手に撮ろう!と意気込まなくても良いんです。
日常の何か気になった風景。
なんでかわからないけど可愛いと思ったもの。
などをパっと撮ってみる。

いろんなものが自分のセンサーに引っかかるようになってきたら、面白いです。

 

そして、ご近所の写真を残しておくと、「もう今は見られない光景」をいつでもみることができるんです。
これは、自分が豪雨で被災して思ったこと。
近所やよく通る道の写真を残しておくことって、結構重要なことなのかもと気づいたきっかけになりました。

 

よく知っている場所の風景というのは、自分のルーツとなる光景です。
少しでも残しておくと、後々宝になるかもしれません。

 

 

お散歩カメライベントは、また計画する予定です。
計画が立ったらブログでご報告させていただきます。
一緒にパシャパシャ写真を撮りながら、日常写真を残していく楽しみを共有しましょう!

 

 

それでは、今回も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう!

 

 

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